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教務・校務システムの選び方|システム選定のポイントを解説




目次

 


1. 校務支援システムとはどういった目的のものか

 

校務支援システムとは『学籍・成績・出欠』情報を一元管理し、先生たちの業務効率化を図ることを目的としています。しかし、学校の運用状況により『導入の目的』は大きく変わます。

・手作業で作成している資料が多く『通知表や要録、調査書を簡単に出せるようにしたい』

・既にシステムを導入しているが、できることが限られているので『もっと近代的なことがしたい』

・現在のシステムや環境が古くなってきたので『運用を変えずに新しい仕組みに変えたい』


2. 『学籍、成績、出欠』情報の管理における課題とシステム化のメリット

 

システム未導入の場合とすでにシステム導入済みの場合では業務における悩みは異なるでしょう。現在の運用状況によってさまざまな課題がありますが、それぞれ以下のような課題があげられます。

 

システム未導入の場合

 

・特定の先生が成績処理の度に資料を作成しており、負担が偏っている。

・エクセルやアクセスで作成しているデータを毎年メンテナンスしないといけない。

・法改正の時や担当者に何かあった時が不安。

・学年や教科ごとに成績処理の仕方が異なり、統一されていない。

・データのバックアップなど自校で行っているので、不安がある。


 

システム導入済みの場合

 

・運用とズレが生じて効率が悪く、時間がかかる。

・新しいパソコンのOSにシステムが対応していない。

・オンプレのシステムなのでデータの管理が大変。

 

共通の課題

 

・保護者や生徒への連絡に時間がかかり、煩雑。

・視点を変えた成績の分析ができていない。

・出欠確認や集計処理などの出欠管理の作業負担が大きい。



このような学校それぞれの課題は、適切にシステム選定することで解消することができます。

『学籍、成績、出欠』情報の管理をシステム化することで、データ管理の簡素化・さまざまな業務効率の向上が実現できます。

既にシステムを導入済みの場合でも、より自校の目的にマッチするシステムを選定することで、新たな取り組みができ、現在の運用を改善することができます。


3. システム選定のポイント

 

導入目的が学校により異なるので、システムを導入して『何がしたいのか』により選定するシステムが大きく変わってきます。

また、『現在の目的』 + 『将来的にこういったこともしたい』

ということも一緒に考えて業者を選定することが重要です。

 

『機能』が要件を満たしているか

 

1.最低限の通知簿や要録、調査書が出ればOK


⇒この程度の場合、校務支援をうたっている業者であれば、どこでも可能です。


2.システム上で出欠管理を行いたい


出欠管理はいくつかパターンがあります。

どれくらいのまとまりで管理したいか?(毎日、一週間毎、一か月毎、学期毎)

毎日の場合は、タブレット端末等を用いて即座にシステムに入力したいのか、職員室に戻ってからの入力で良いのか。

⇒このあたりから、出来る業者、出来ない業者が分かれてきます。


3.その他の付属機能


 a. 保健室でも利用したい

 b. 生徒の個人カルテ(ポートフォリオ)も管理したい

 c. 保護者・生徒との連絡ツールを使いたい

 d. 進学先・就職先の管理をしたい

 e. 図書管理をしたい

 f.  時間割管理をしたい

 g. 事務システムと連携したい

 h. ハードウェアまで任せたい


⇒付属機能については業者により様々なバリエーションがあります。すぐに利用しなくても、将来的に使いたい機能が備わっているかも選定ポイントとなります。


 

『サポート』が充実しているか

 

1. 導入まで、導入後のサポート体制が整っているか

2. 法改正の対応は無償か、有償か

3. カスタマイズ対応ができるのか

4. サポートの範囲はどこまでか


 

『予算』と相談

 

予算をどのように考えるかは学校により異なりますが、一般的に比較基準として使うのは、『5年でいくら』になるのか?という基準です。

価格体系は業者により様々ですが、大きく次の2パターンになります。


・導入諸費用があり、月々の保守料があるパターン

・月額利用料だけのパターン


確認ポイントとしては

『5年で計算した時にはいくら?』

『導入後にかかる費用は?』


例えば、『導入諸費用は無いが月額が高い』パターンと『導入諸費用はかかるが月額が安い』パターンを比較すると、5年で見たときに数百万の差が出る場合もあります。



導入後にかかる費用も大切で、法改正が有償のカスタマイズ対応だったりすると、1年目は安いけれど、5年で見た時には高くなる場合があるので注意しましょう。



4. どのような業者があるか

 

様々な業者があり、それぞれで強みも異なります。

 

スクールマイスター(株式会社票簿会計センター)

 

引用:株式会社票簿会計センターHP


 

スクールマスターZeus(ウェルダンシステム株式会社)

 

引用:ウェルダンシステム株式会社HP(https://www.welldone.co.jp/contents/product/zeus.html


 

賢者(エスエイティーティー株式会社)

 

引用:エスエイティーティー株式会社HP(https://satt.jp/product/kenja.htm


 

スクールエイド(キヤノン電子テクノロジー株式会社)

 

引用:キヤノン電子テクノロジー株式会社HP


 

スクールリーダー(株式会社サーブネット)

 

引用:株式会社サーブネットHP(http://www.svn.jp/index.html)


 

e-教務V3(株式会社エフワン)

 

引用:株式会社エフワンHP(https://www.f1-net.co.jp/page1.html?id=10



 

Siems(シームズブレインズ株式会社)

 

引用:シームズブレインズ株式会社HP(https://www.s-brains.co.jp/siems



 

スコーレV3(ウチダエスコ株式会社)

 

引用:ウチダエスコ株式会社HP(https://www.esco.co.jp/service/ss/scholev3/



 

ブレンド(モチベーションワークス株式会社)

 

引用:モチベーションワークス株式会社(https://blend.school/



5. まとめ

 

いろいろとご紹介しましたが、ポイントは3つです。


①直近で『どんなことがしたいのか』
『将来的にしたいこと』があるか
『5年での費用』はいくらか
 

票簿会計センターなら学校の状況に合わせて、様々なプランをご紹介することができます。

・最小限だけできれば良いプラン

・小さく入れて、学校の運用により、少しずつシステムの利用幅を広げるプラン

・最初からフル機能を利用するプラン


興味がある方は是非お問い合わせください。



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